数年前の話ですが、長男の育休中に一念発起して、完全独学でHSK4級に合格しました。
長男が1歳半のときに、知識が全くない状態から勉強を始め、9ヶ月間で合格することができました。
その時の詳細は以下の通りです。
中国語を学んだきっかけ
一言で言うと、育休中に暇になり、今後のキャリアに向けてできることを増やしたいと思ったからです。
産休期間を含めると2年3ヶ月ほど休職していました。
最初こそ育児に苦労したものの、1歳をすぎると随分と落ち着いてきました。
こどものお昼寝中にゲームやドラマ、漫画など、自分時間を楽しんでいたのですが、飽きてきてしまいました。
今日もいつもと変わらない1日が終わってしまったな…と無力感を覚えるようになりました。
そこで何か新しいことを始めて、達成感を得たい!と思うようになりました。
そこから、何をするか候補を考えました。
その中の一つが中国語です。
なぜ中国語かというと、英語の次に有用だと思ったからです。
私はアメリカに1年留学に行った経験があり、英語は十分に話せました。
語学を学ぶのに興味があり、日本に住んでいたら英語の次に使うのは中国語でしょ!と思い、中国語を勉強し始めました。
当時は自分が中国に住むことになるとは思ってもいなかったので、先に勉強できてラッキーでした。
HSK4級合格、という目標(ゴール)の設定
目標(ゴール)を設定した理由は2つです。
1つ目は、ゴールがないと途中でモチベーションが下がってしまい、継続が難しいと思ったからです。
2つ目は、今後あるかもしれない転職活動が少しでも有利になるようにしたいと思ったからです。履歴書に書けるように、検定を受けたいと思いました。
そんな中でHSK4級をゴールにした理由は、ネットで調べたら、留学なしの独学で取得できるのは4級が限度だと書いてあったからです。(真偽はわかりませんが)
HSK対策で重視したこと
HSK対策で、一番重視したのはリスニングです。
HSKでは、リスニング、リーディング、ライティングの3要素があります。
リーディングは、中国語は日本語と近しい漢字を使っていることもあり、基本的な文法と単語力があれば比較的簡単でした。
ライティングは、単語の並び替えによる作文と、空所補充の、2要素がありました。
単語の並び替えについては、リーディングと同じ知識で解くことができました。
空所補充については、漢字を空欄にかかなければいけないので、完璧を目指すのであれば、日本語と違う書き方の漢字の書き方は覚える必要がありました。
しかし、空所補充は点数配分も少なく、日本語の漢字をそのまま書いて良い場合も多かったので、捨て問扱いで重要視しませんでした。
ライティングを重要視しなかったもう一つの理由として、中国語を実生活で活用する場面を想定したときに、漢字を正しく書ける必要があるシーンはほとんどないと思ったからです。
リスニングは、日本人にとって中国語の一番難しいところだと思います。
漢字とピンインをリンクして覚えなければならず、慣れるまで時間がかかります。
私は勉強の大半をリスニングに充てて、リスニングしながら単語や文法を学び、リーディングにも繋げました。
具体的な勉強方法は以下の通りです。
子育てしながらの中国語の勉強方法
初心者向けの本で中国語の基礎を知る
ピンインすらよくわかっていなかったので、初めは初心者向けの本を使って中国語の特徴を学びました。
新ゼロからスタート中国語
この本でピンイン、四声、基本的な文法の概念を学びました。
ただ今思えば、こちらの本ではなくHSK2級の公認テキストから始めても良かったかなと思います。
お散歩や昼寝中に、Youtubeでピンインと四声を学ぶ
ある程度自分で発音できないと、リスニングしようとしても全然聞き取れません。
そのため、ピンインや四声の発音方法をしっかり勉強しました。
この動画を何回も観て、発音を真似していました。
動画をここに
ベビーカーで歩きながら寝かしつけをすることが多かったので、その時間を活用しました。
公園など安全な場所に行き、ベビーカーにスマホを取り付け、イヤホンで聴きながらシャドーイングをしていました。
子どもと一緒の時間にYoutubeでHSKの動画を聞き流し
この動画を何回も何回も聞いて、単語をひたすら覚えました。単語と例文を聞いた時に、目で見なくても音だけで理解できるまで聞きました。
学習時間の中で、この時間が圧倒的に長かったと思います。
子どもと児童館で遊ぶときや、ベビーカーで散歩しているときなど、常に片耳にイヤホンをして、Youtubeで中国語を聞いていました。
中国語学習でのYoutubeの使用が多かったので、ストレス軽減や学習継続のためにYoutube プレミアムのサブスクをしていました。
月額1280円かかりますが、教室に通ったり教材を買うことを考えると、リーズナブルだと考えました。
おかげで中国語以外の娯楽の動画も広告なしで楽しんでいます。
休日や昼寝時間に、参考書や過去問の勉強
HSKの公認テキストや過去問集もやりました。
本を使った学習は、育児や家事のながらで行うことが難しかったので、時間をとって集中して行いました。
休日にこどもを夫に預けたり、こどもが昼寝している時間に行いました。
公認テキストは、2級のものが一番勉強になりました。
3級以降のものは、内容が重複する部分が多かったので、正直やらなくても良かったかなと思いました。
過去問は、上述のYoutubeのHSK動画をほとんど理解できた、と思ったタイミングで、解きました。
本番を意識して、時間を測って解きました。
そうすると、過去問で70〜80%正解できました。
あのQuizKnockも、試験勉強に一番大切なのは過去問を解くことと言っており、過去問を解くのは必要不可欠だと思います。
他に使った参考書や動画
上記の他にも、これらも使いました。
単語帳
合格奪取 1〜4級
単語帳は、唯一こちらを使いました。
HSK4級までの単語が1冊に収まっているため、こちらにしました。
しかしながら、子育てをする中で、本を見ながら勉強する時間は十分に取れなかったため、単語帳よりも上述したYoutube動画の方をよく使いました。
この本にも音声はついているのですが、音声で聞き取れなかったときに、本がないと単語が確認できません。
Youtubeの場合は、音声で聞き取れなかったときに画面をチラッと見るだけで確認できるのが良かったです。
文法の解説動画
この動画は文法を網羅的に解説してくれていて、重宝しました。
中国語の文法は、英語に近いものと日本語に近いものがあり、それらの違いを頭の中で整理するときにこの動画で確認していました。
中国人のお友達によるオンラインレッスン
日本語が堪能な中国人のお友達にお願いし、30分1000円でレッスンをお願いしました。
LINEのビデオ電話でレッスンしてもらい、LINE Payでレッスン料を支払いました。
お友達は中国語を教えた経験がない人で、正直なところ、そこまでこのレッスンは役立ちませんでした。
ただ、レッスンを受けることで次の2つのメリットはあったと思います。
- 毎週レッスンがあることで、学習の継続につながりました。私は貧乏性なため、お金を払ってレッスンを受けているんだからちゃんと勉強しなきゃ!というモチベーションにつながりました。
- 自分の発音を添削してもらえました。特に四声はシャドーイングでは十分にマスターできておらず、ネイティブに教えてもらうことでだいぶ上達しました。
HSKの受験
HSKは正答率60%が合格ラインです。
過去問で正答率70%以上取れるところまで学習したら、試験は1回で合格できました。
1級、2級は簡単すぎたので試験を受けませんでした。
3級と4級を受験し、どちらも1回合格でした。

